顎関節症Chin

顎関節症とは

「顎に痛みがある」「顎を動かすとカクカクと音がする」「口が大きく開かない」などの症状をお感じの場合には、顎関節症にかかっている可能性があります。
顎関節症が発症する原因は様々で、噛み合わせの悪さによるもの、歯に合っていない被せ物によるもの、頬杖をつく、片方の歯ばかりでものを噛むなどの生活習慣によるもの、ストレスによるものなどが原因として考えられています。

このように様々な原因が考えられる上に、顎の痛み、開口障害、さらには頭痛や肩こりなどの不定愁訴といったいくつかの症状が複合的に起こる場合もあるため、顎関節症の治療では、患者様それぞれの症状に適した最善の方法を選択することが大切です。
当院では、患者様からお悩みや症状を詳しくおうかがいした上で、最適な治療方法を提案させて頂きます。

顎関節症の主な症状

顎やその周辺の筋肉の痛み

ものを噛むなど、口を動かした時に顎の関節や、そのまわりの筋肉に痛みがある。

開口障害

以前のように口が大きく開かなくなった。正常な人の場合、34~37mm程度(指3本分)開くことができるが、顎関節症の場合、23~27mm(指2本分)、またはそれ以下しか口が開かない。

関節の音

顎を動かした時に、顎の関節から「カクカク」「コキコキ」「ミシミシ」などと音がする。

噛み合わせの違和感

どちらか片方が噛みづらい、噛んでいる途中に噛み合わせが横に滑っていく感じがあるなど、噛み合わせに違和感がある

顎関節症の診査・診断

顎関節症では一般的に、次の項目を確認することで診査・診断します。

顎の関節や、そのまわりの筋肉の触診
口を開け閉めした時の顎関節の状態の確認
歯、舌、頬、噛み合わせなど、口腔内の状態の確認
開口度の測定
レントゲンやCTによる顎の骨の状態の確認
全身状態の確認

顎関節症の治療の流れ

顎関節症の治療では、主に「スプリント」と呼ばれるマウスピースを使用します。
患者様の歯型から作製したマウスピースを装着することで、歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの悪さなどの改善をはかり、顎関節症の症状抑制に努めます。

1.問診・触診

問診・触診により、患者様の症状を確認します。

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2.検査

レントゲン検査やCT検査により、顎関節内部の状態を確認します。

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3.噛み合わせのずれと症状の関連性を検証

検査結果をもとに、噛み合わせのずれと顎関節症の症状との関連性を検証します。

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4.顎の位置の確認

最も症状が抑制される顎の位置を確認します。

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5.マウスピースの設計・作製

上記にて確認した顎の位置を維持するために、患者様の歯型からマウスピースを設計・作製します。

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6.マウスピースのお渡し

マウスピース完成後、使用方法などをご説明してお渡しします。就寝時など、ご自宅でマウスピースを装着して頂きます。

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7.定期検診

週1回程度の頻度でご来院頂き、顎関節の状態や症状に改善がみられているかなどを確認します。

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