インプラントとは
インプラントとは、顎の骨に外科手術にてインプラント体を埋め込み、その上にアバットメント(人工歯の支台)を連結させ、人工歯を装着させる方法です。
入れ歯のように金属のバネ(クラスプ)を必要とせず、さらに人工歯には白い素材を使用するので、高い審美性を実現することが可能です。また、顎の骨に定着させるので、入れ歯のようにぐらついたり外れたりすることがなく、硬いものでも天然歯同様にしっかりと噛むことができるようになります。
インプラントの手術は通常、インプラント体を埋め込む手術と、アバットメントを連結させる手術の2回に分けて行われますが(2回法)、当院ではインプラント体とアバットメントが一体化したワンピースタイプを使用することで、1回だけ手術を行う方法にも対応しております(1回法)。
当院のインプラント治療の特徴
最新歯科用CT「ベラビューエボックス3D」を導入
当院ではモリタ社の最新歯科用CT「ベラビューエボックス3D」を導入しております。これにより、安心・安全なインプラント治療が可能となります。精密な検査を行った上で、綿密な治療計画を立案し、可能な限りリスクを排除して手術を行います。
歯科麻酔医よる鎮静麻酔を導入
当院では歯科麻酔医による鎮静麻酔を導入しておりますので、ご希望の患者様にはほぼ無痛の状態で手術を受けて頂くことが可能です。患者様によっても異なりますが、術後の痛みや腫れもほとんどありません。
※別途、費用を頂戴致します。
世界トップシェアのストローマン製インプラントを採用
当院では、世界シェアトップを誇り、信頼性も高いストローマン製のインプラントを採用しています。品質の高いインプラントですので、安心して治療を受けて頂くことができます。
1回法にも対応
インプラントの手術は通常、インプラント体を埋め込む手術と、アバットメントを連結させる手術の2回に分けて行われますが(2回法)、当院では通常インプラント体とアバットメントが一体化したワンピースタイプを使用することで、1回だけ手術を行う方法にも対応しております(1回法)。1回法であれば、2回法よりも短い期間でアバットメントに人工歯を装着することが可能です。また、歯槽骨の状況が骨量不足の場合は、GBR（GuideBoneRegeneration）かサイナスリフトを行って2回法を採用する症例もございます。
インプラントの治療の流れ(2回法)
1. 1回目の手術(インプラント体の埋入)
歯茎を切開し、顎の骨に穴を開け、インプラント体を埋入します。
2. 治癒期間
1回法ではインプラント体と骨が結合するまで、6週間～8週間程度待ちます。GBR法の場合は8～10ヶ月程待ちます。
3. 2回目の手術(アバットメントの連結)
インプラント体と骨が結合したのを確認した後、再び歯茎を切開し、インプラント体にアバットメントを連結させます。
4. 人工歯の作製
切開した歯茎の治癒を待つ間に、人工歯を設計・作製します。
5. 人工歯の装着
切開した歯茎が治癒し、人工歯の作製が完成したら、それを装着させます。
インプラント治療の注意点
通常、顎の骨に埋入したインプラント体が結合するまでに、下顎で6週程度、上顎で8週～10週程度の期間が必要です。そのため、患者様によっても異なりますが、トータルの治療期間として半年から1年程度かかる場合があります。GBR法を採用した場合、8～10ヶ月待ってから補綴にとりかかります。
また、インプラント治療は「人工歯を装着したら終わり」ではありません。その後の定期メンテナンスも含めて、インプラント治療であるとお考えください。人工歯装着後の定期メンテナンスは、ご自身の歯の健康を守るだけでなく、インプラントを長持ちさせる上でも重要です。せっかく入れたインプラントを無駄にしないためにも、必ず定期メンテナンスは受けられるようにしてください。
